鉄道とクレジットカードのある風景

タイトルとは裏腹に基本雑記ブログです。

2018 SFC 修行記 最終回(6月) 〜帰路へ〜

前回は那覇市国際通りをご紹介しました。そして、これから帰宅の途に着くことにより、いよいよSFC修行は大詰めを迎えます。

今回は、自身が那覇空港を離れ、仙台に到着するまでについてご紹介してみたいと思います。

那覇空港制限区域内で

那覇空港制限区域内にあるゲートインフォメーション(平成31年6月11日)

チェックインを済ませて制限区域内に入りました。

那覇空港夜の制限区域内の風景

夜の制限区域内はとても静か。こんなにも人がいないのは初めて見ました。

ANAラウンジで

那覇空港のANAラウンジ入口(平成30年6月11日)

現在時刻は19時52分。

今回は出発まで時間があるので(とは言っても10分程ですが)ANAラウンジで休むことにします。

那覇空港のANAラウンジ(平成30年6月11日)

おおっ!この時間になるとラウンジもガラガラ。いつもなら満席で座ることすらできない状況なのに。

那覇空港のANAラウンジドリンクコーナー(平成30年6月11日)

ドリンクコーナーも混雑していません。

35番搭乗口で

那覇空港の35番搭乗口(平成30年6月11日)

本当はANAラウンジで一服するつもりだったのになぁ。

これから今までとは違う方法で帰ることもあり、どうにも気持ちが落ち着きません。結局ラウンジでは何も飲まずに搭乗口まで来てしまいました。

そして、そのSFC修行を締めくくる最後の便に選んだのは、、、。

ANA1098便、東京(羽田)行きです。

実は自身、前にも述べましたが、今回の修行は家族にも伝えていない完全隠密行動なんですね。その為、仕事(夜勤)と称して出てきている関係上、明日の朝までには仙台に帰る必要があるのです。

那覇空港で出発を待つANA1098便(平成30年6月11日)

那覇空港で出発を待つANA1098便。

さりげなく、先ほどの搭乗口での案内に10分遅延と表示が出ていたのに気づかれましたでしょうか?

余談ですが、自身、全八回の修行において結構な確率でトラブルや遅延に悩まされました。簡単にまとめるとこんな感じです。

・第一回目 修行初便となる732便が機材用意不能のため欠航
・第二回目 豪雪のため732便が出発遅延※
・第三回目 使用機到着遅れのため1864便が出発遅延
・第四回目 使用機到着遅れのため765便及び1864便が出発遅延
・第五回目 使用機到着遅れのため1864便が出発遅延
・第六回目 使用機到着遅れのため1864便が出発遅延
・第七回目 機内準備遅れのため1864便が出発遅延
・第八回目 使用機到着遅れのため1098便が遅延
※同732便は着陸の際も伊丹空港滑走路閉鎖のため到着遅延

なんだこりゃ(笑)

これでは友人に「遅延を呼ぶ人」などと言われても仕方がありません。こういう運をもっている自分自身って一体?

那覇空港のボーディングブリッジ(平成30年6月11日)

ゲートを通過し、ボーディングブリッジに向かいます。

ANA1098便で

ANA1864便へ搭乗(平成30年6月11日)

泣いても笑っても修行最後の便。

次に沖縄に来る事ができるのは何時になるんだろう?
この景色も暫くは見納め?

頭の中で思いがゴチャゴチャになりながら搭乗します。

ANA1098便のプレミアムクラスシート(平成30年6月11日)

この便でお世話になるのはこちらの席。2Aです。

ANA1098便のプレミアムクラス(平成30年6月11日)

自席から機内の様子。

あまり乗ることのない夜の便だったので、静かな機内にちょっと戸惑いました。

ANA1098便のプレミアムクラスから見たボーディングブリッジ(平成30年6月11日)

ボーディングブリッジが離され、飛行機はプッシュバックを始めます。遠く離れた場所からスタッフさんがお見送りをしてくれました。

ANA1098便のPremium GOZEN(平成30年6月11日)

離陸後、機内食が給仕されました。こちらも思えば、修行最後の機内食となります。(もう、全ての事に対して修行最後と考えてしまうようになっていて病気ですね。)

食事が運ばれてきた瞬間、

"うぉぉぉ!"

と心の中で叫んでしまいました。何故なら、このような食器に盛られた機内食は初めてだったからです。ナイフやフォークもナフキンに包まれているし、見た目が本当に美しい。

これまでプラスチックの容器ばかりだったということもあり、最後の最後で思い出に残る食事となりました。

羽田空港で

羽田空港の制限区域内

楽しい時間はあっという間に終わるもの。羽田空港に到着しました。

羽田空港の制限区域内(階段)

実はいうと自身、羽田空港に降り立つのは人生初なんです。階段を降りて進んでと、迷路のような空間を進んでいきます。(笑)

羽田空港の制限区域内(通路)

しかし、流石は羽田空港です。通路が長い長い!

羽田空港の制限区域内(到着出口)

ようやく到着出口が見えてきました。

羽田空港の到着出口前

到着出口を抜け、次に目指すのは京急線です。これから京急線と山手線を乗り継ぎ、新宿を目指します。(何故、新宿を目指すのかは後ほど!)

羽田空港の到着案内

思い出に到着便の案内を。1098便は22:56に到着と表示されています。

羽田空港の案内所5前

現在時刻は23:07。「案内所5」前を通過します。

羽田空港の京急線のりば案内

初めての場所なので、道順が本当に合っているのかどうか不安になります。案内があって一安心。

羽田空港の展示スペース前

案内が無いところは感が頼り。もし、間違った方向にでも行ってしまったら時間的に取返しがつきません。

羽田空港の京急線のりばまでのエスカレーター

ハァハァ!息が切れる

えっ、何でこんなに急いでいるのかって?

それは、仙台まで帰る方法として新宿発の夜行バスを予約しているからです。

実にその出発時間は0:35。あと1時間20分程しかありません!

京急電鉄で

京急電鉄の羽田空港国内線ターミナル駅改札口前

改札口が見えてきました。

京急電鉄の羽田空港国内線ターミナル駅ホーム

京急線で目指すのは品川駅。

京急電鉄の1000型電車

京急電鉄1000型電車。

余談ですが、この電車、インバーターの音が面白いですよね。

動き出す時に「♬ドレミファソラシドー」みたいな音が鳴ることからドレミファインバーターなんて呼ばれているようですよ。

京急電鉄の1000型電車(車内)

23時過ぎの羽田空港からでは流石に席はガラガラ。

京急電鉄の1000型電車(車内の次駅案内)

おっと、次は大鳥居です。

京急電鉄の大鳥居駅

♪セ~ガ~

じゃなかった。大鳥居駅通過。

セガネタで恐縮ですが、エンターテインメント企業セガの創業地は大田区羽田。そして、その最寄駅がこの大鳥居駅だったんです。この頃はまだ事業所が存在していたんだよなぁ。

京急電鉄の品川駅

品川駅到着。

京急電鉄に設置される品川駅の駅名標

記念に駅名標を。

京急電鉄の品川駅(エスカレーター前)

しかし、何でこんな時間に人がたくさんいるの?

京急電鉄の品川駅(エスカレーター)

なんて思っている場合ではありません。

京急電鉄の品川駅(JR線のりかえ改札口前)

急いで山手線に乗り換えしなきゃ。

京急電鉄の品川駅(JR線のりかえ改札口)

一瞬、のりかえ改札口の方向が分からなくなりかけましたが、ここまでくれば大丈夫。

ちょっと焦りましたが、改札口を通過します。

JR山手線で

JR山手線の品川駅(E235系)

無事、山手線に乗り換えできました。

JR山手線のE235系(車内)

山手線に乗るたびに思うのですが、地方から来ると車内のディスプレイ広告に都会感を感じません?(えっ、自身だけ?)

JR山手線の新宿駅(ホーム)

新宿駅に到着しました。

JR山手線の新宿駅(E235系)

新宿駅を走り去るE235系

JR山手線の新宿駅(駅構内)

焦るのは本当に良くないとは思いつつも、構内からの出口が分からず行ったり来たり。

一体全体、バスタ新宿に行くにはどこから出ればいいんだぁ!

JR山手線新宿駅前のバスタ新宿

結局は駅員さんに出口を聞くことに。

駅を出れば、もう目の前がバスタ新宿なんですね。噂には聞いていましたが、確かにこれは便利な場所にあります。

JR山手線の新宿駅

この時間に新宿駅にいるという事実。自身にとっては、もの凄く不思議な感じがします。

バスタ新宿で

バスタ新宿の入口

バスタ新宿に入ります。

バスタ新宿入口に設置された高速バス案内

現在時刻は0:10。

高速バス案内で自身の乗車する便を見つけて、一気に力が抜けました。

それは、バスに間に合ったという安堵感からくるものもあるのですが、何より出発まで、あと25分しかなかったこと。そして、もし、ANA1098便が更に遅延していたり、飛び乗った電車が1本でも遅かったら、結局は間に合わなかったのではないかと思ったからです。

バスタ新宿2階からのエスカレーター

それでも油断は禁物です。乗り場に行くまで安心はできません。

何しろ今まで来たことがない建物です。万が一、トラップでも仕掛けられていたら、それはもう、太刀打ちができません。

バスタ新宿の3階通路

3階の通路を案内に従って進んでいきます。

バスタ新宿3階からのエスカレーター

3階から高速バス乗り場がある4階へ。

バスタ新宿4階の高速バスターミナル入口

良かった。特にトラップもなく、バスターミナル入口に到着しました。

バスタ新宿4階の高速バスターミナル

高速バスターミナル内は深夜0時過ぎとは思えないほどの混雑ぶり。

バスタ新宿4階の高速バスターミナル(券売機)

この雰囲気、電車の駅と全く同じですね。

バスタ新宿4階の高速バスターミナル(B4のりば)

自身が乗車するバスのりばB4の案内です。

今回、仙台までお世話になるのは「WILLER EXPRESS B554便」 0:35発です。

バスタ新宿4階の高速バスターミナル(バスのりば施設案内)

のりば施設案内。

乗り場はA〜Dエリアに分かれています。流石は首都圏から地方へ向かうターミナル駅だけあって、この時間でもバスがひっきりなしに往来しています。

WILLER EXPRESSで

WILLER EXPRESSのB554便

バスが到着しました。

これに乗れば仙台まで帰ることができる。長い一日がようやく終わろうとしています。

WILLER EXPRESS B554便のシート

この便でお世話になるのはこちらの席。03Dです。

WILLER EXPRESS B554便の車窓

出発しました。さあ、眠ろう。

WILLER EXPRESS B554便の第一休憩地(Pasar羽生)

「・・・」

高速バスって、意外と眠れないのね。

疲れているはずなのに、途中ウトウトしたくらいで、ぐっすりと眠ることはできませんでした。

バスは一回目の休憩地であるPasar羽生に到着。自身、深夜のサービスエリアの独特な雰囲気って大好きなんですが、同じ感覚の人っています?

WILLER EXPRESSのB554便(Pasar羽生)

バスの中では光が漏れるため、スマートフォンの使用は極力避けてきました。

バスまで戻ってきたところで、いよいよ気になってしょうがなかったANAマイレージアプリを起動してみます。

"果たして、更新はされているのか!"

もう、何とも言えない胸の高まりで失神しそうです。(笑)

ANAのMileageアプリ画面(Platinum到達)

現在時刻は2:26。

一瞬、息を呑みました。

"キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!"

普段、あまり絵文字を使わない自身でも使いたくなるような嬉しさ。この時の気持ちを表すなら、もうこの表現しかありません!

"とうとうやりました、やり遂げましたよぉ。"

真夜中なのに、迷惑を承知で友人に報告まで入れてしまいました。(電話は迷惑なのでLINEでですが。)

WILLER EXPRESS B554便のステップ

やりきった!

気持ちが放心状態のままバスに戻ります。

WILLER EXPRESS B554便での自席からの様子

もう、本当に寝るっ。

WILLER EXPRESSのB554便(那須高原SA)

「・・・」

やっぱり熟睡できない。

って、そりゃそうですよ。嬉しさのあまり興奮して眠れるわけがないじゃないですか。

現在時刻は4:23。

バスは二回目の休憩地である那須高原SAに到着しました。

東北自動車道下りの那須高原SA店内

早朝の那須高原SA店内。

お客様が一人もいないところって滅多に見られるものではないですよね。

WILLER EXPRESSのB554便(仙台駅前)

その後、バスは那須高原SAを出発し、早くも仙台駅前到着となりました。

WILLER EXPRESSのB554便(仙台駅前到着)

運転手さん、長い時間ありがとうございました。

結局バスではぐっすりと眠ることができず。精神的にも体力的にも限界が近づいてきています。

仙台空港アクセス鉄道で

朝の仙台駅

朝の仙台駅。

ようやくこれで修行も完結!

という訳にはいかないんですよね〜。

実は最後に一仕事、仙台空港に置いてきた車を取りに、再び空港まで戻らなくてはならないというミッションが残っているのです。

仙台駅の3番線ホーム発車案内

乗車するのは仙台空港アクセス鉄道です。タイミングが良く、まもなく発車します。

仙台駅に停車する仙台空港アクセス鉄道E721系

平日朝の仙台駅=通勤ラッシュということで、巻き込まれました。

仙台空港アクセス鉄道のE721系

仙台空港に向かうE721系P-504編成。

仙台空港アクセス鉄道は名取駅までは東北本線を走り、その後、分岐して終点の仙台空港まで向かいます。名取駅からは高架での単線となり、それまでとはまた違った雰囲気が味わえます。

仙台空港アクセス鉄道から見た仙台国際空港に駐機するPeach機

車窓からPeach機が見えました。

そうえいば、前々日にエンジントラブルで仙台国際空港にPeach機が緊急着陸したって聞いていましたが、この機体なのかな。(そんな訳ないか。)

仙台空港アクセス鉄道から見た仙台国際空港

ようやく仙台国際空港まで戻ってきました。

仙台国際空港に到着した仙台空港アクセス鉄道のE721系

ホームに到着したE721系。

仙台駅に停車する仙台空港アクセス鉄道SAT721系

参考までに、ちょっとだけご紹介しておきます。

こちらは、別の日に仙台駅で撮った仙台空港アクセス鉄道所属のSAT721系です。先ほど乗車したのはJR東日本所属のE721系でした。

見比べると、カラーリングが全く違うことがお分りいただけるかと思います。

仙台駅に停車する仙台空港アクセス鉄道SAT721系(ロゴ)

車両側面のロゴは"JR"ではなく、"SAT"(Sendai Airport Transit)となっています。

長町駅に停車する仙台空港アクセス鉄道SAT721系(車番)

もちろん、車番も"E"ではなく"SAT"となっていますよ。

仙台空港アクセス鉄道に設置される仙台空港駅の駅名標

話しは戻りまして、仙台空港駅の駅名標です。

仙台空港アクセス鉄道の仙台空港駅に設置されるモニュメント「飛翔」

自身は仙台空港アクセス鉄道に乗る機会が無いので、このようなモニュメントが駅に設置してあることを知りませんでした。

調べてみると、作者は仙台市出身の武藤順九氏。名前は「飛翔」というようで、2007年に設置されたとあります。(因みに素材はイタリア大理石)

武藤氏によれば「東北の空の玄関として仙台から世界へ」をテーマに制作されたとの事。また、氏の故郷(仙台)から世界へという意味も込められているといいます。

仙台国際空港で

仙台国際空港に設置される空港民営化の記念碑

駅を出て仙台国際空港正面まで来ました。

道路脇には、ある記念碑が立っています。

その記念碑とは、仙台国際空港が2016年に空港民営化の第一歩を踏み出したことを記念して、桜の木を植樹した際に設置されたもの。

空港として、民営化第一号となった仙台国際空港。これからますます、スローガン「東北の空を、世界の空へ」のもと、地域とともに発展していくことを願ってなりません。

朝の仙台国際空港(平成30年6月12日)

仙台国際空港正面にて。

これで本当におしまいです。長い間、自身のSFC修行話にお付き合いをいただきましてありがとうございました。

最後に

修行の際、実に様々な方にお世話になりました。それは、友人を始め、このような修行があるということを教えてもらった陸マイラーブログ運営主の皆さま、同じ志を持つ修行仲間、ANAスタッフの方々、各地の空港スタッフ方々など、とても数えきれないくらいの皆さま方です。今、思っても本当に感謝の言葉しかありません。改めてありがとうございました。

ANA1098便で頂戴したキャンディー(平成30年6月11日)

ANA1098便でプラチナ会員になる旨をCAさんに伝えたら、キャンディーの詰め合わせをいただきましたよー♪

記念として、大切にいただきます!