前回は首里金城町石畳道入口と、石畳道から少し逸れた場所にある大アカギ及び内金城嶽についてご紹介しました。
今回は、再び石畳道に戻り、更に進んだ風景についてご紹介してみたいと思います。
金城村屋(かなぐしくむらやー)
それでは早速、石畳道を下って行くことにしましょう。
石畳道を下っていると、突如現れたのがこの古民家風の家屋。
案内柱には「首里 金城村屋」と書かれています。
この金城村屋、沖縄観光情報の「たびらい」さんによれば以下のように説明がされています。
古民家風の家屋には首里金城町の旗頭(はたがしら)が飾られており、歴代青年会の写真などが飾られています。
通常は地元の青年団や町内会の集会所として使われていますが、トイレ、自販機、喫煙スペースなどもあり、一般開放もされているので観光客が休憩することも可能です。
なるほど。
ここは地元の方にとっても、観光客にとっても愛されている場所という訳なんですね。
家屋を眺めていると、実際には蒸し暑くてしょうがないはずなのに、何故か涼しい気分になってきました。
その理由はというと、この開放感と風通しの良さからだと思うんです。
床の間には首里金城町の旗頭※「雄飛」が飾られていました。とても立派なもので重さは50Kgもあるのだそうです。
※旗頭とは、村のシンボル・守り神として製作されたもの。
金城村屋前で「ガジュマル」と書かれた木の案内を発見。
少し離れた場所からガジュマルと金城村屋を撮影してみました。
こうしてみると、神秘的なガジュマルの木とあいまって沖縄らしい良い風景だなと思います。
新垣ヌカー(あらかちぬかー)
金城村屋を後にして、再び石畳道を下っていきます。
次に訪れたのは「新垣ヌカー」。
この新垣ヌカー、首里の魅力を発信するポータルサイト「首里あるき」さんによれば、こう説明されています。
「新垣ヌカー」は金城町石畳道添いにある共同井戸です。 王府時代の終りごろ、もともとこの井戸のある屋敷の主であった新垣恒佳(あらかきこうか)が、男の子の誕生を祈願し、石畳に面する屋敷の一角に私財を投じて地下タンクを掘り、屋敷奥の井戸から泉水を導き入れ、村人の供用に寄与したことから「新垣ヌカー」と呼ばれるようになったと伝えられています。
一個人が私財を投じて公共事業を行うなんて、そうそう真似ができるものではありませんね。
案内もありました。
井戸のアップです。現在は水源となった屋敷奥の井戸が埋められているために水はありません。
井戸側から見た出入口。
ふと、気がつけば現在時刻は17時48分。
マズい!帰路につかなければいけない時間となってしまいました。石畳道はまだ途中だというのに、残念ですが撤退します。
急いで今まで下ってきた道を戻ります。
戻ってきた島添坂
石畳道から島添坂まで戻ってきました。
上りの景色は新鮮ですが、とにかく急ぎの早歩きなので息が切れます。
キツイ!
やっと、島添坂の入口まで戻ってきました。
因みに、こちらが首里城公園側の道路から見た島添坂の入口です。
王陵(たまうどぅん)
首里城公園を離れる前に、こちらも世界遺産である「王陵」を一目見ようと行ってみました。
入口付近に設置された王陵の説明。
中に入ろうと思いきや、入口は入場締切時間後の為に閉鎖されていました。
うーん、悔しい。ならばとカメラで最大ズーム。(笑)
帰り際に道路側から見た王陵。今後改めて訪れてみたいところです。
首里城公園 円覚寺跡
ゆいレール首里城駅まで戻る途中に見かけたのが、首里城公園内の「円覚寺」跡です。
調べてみると、かつては臨済宗の寺院で弘治7年(1494)に建立されたといいます。近年では昭和20年(1945)の沖縄戦で跡形もなく破壊され、現在は総門が復元されています。
円覚寺の説明と、
久しぶりに登場しましたね。スタンプです。
ゆいレール首里駅まで
首里城公園を出て直ぐのところにあったのが、みんな大好き!ブルーシールあいすくりーむ。
食べていきたいところですが、今回は時間が無いのでスルーします。(泣)
急ぎに急いでゆいレール首里城駅まで戻ってきました。入口にあったのが35コーヒーさんの店舗。
サンゴの再生活動に力を入れているという35コーヒーさん。綺麗な海を、サンゴをまもりたいと思うのは自身も同じです。他の県にはお店が無いということもあり、お土産でコーヒーを購入することにしました。
現在時刻は18時14分。首里金城町石畳道に行き、王陵経由で首里駅に戻ってくるまでに要した時間は44分間。
沖縄に到着してからの滞在時間は3時間28分となりました。
よくぞまあ、この時間でステーキを食べて、首里城公園を一通り見て、石畳道に行って、王陵まで廻ったと思います。
次回に続きます
沖縄を離れるその時が、刻一刻と近づいています。
本来であれば、時間にゆとりを持って空港に向かうところですが、そうはいきません。せっかく来た(空港から出られた)沖縄です。"ここに行かなければ沖縄にきた意味がない"と自身では思っている場所がありました。
それは、言わずとも知れた観光名所「国際通り」です。
いよいよ、これから本日最後の訪問地である国際通り商店街に向かいたいと思います。