鉄道とクレジットカードのある風景

タイトルとは裏腹に基本雑記ブログです。

仙台厚生病院での胃カメラ検査。結果は胃食道逆流症

昨年の夏ごろから微妙に胃の調子が悪かった自身。空腹に近い状態になってくると何故かムカムカとしてきます。酷い時には吐き気までするといった始末で、症状は冬になれど一向に収まる様子がありません。このままでは不安でおちおち生活もしていられない為、近所の主治医に相談をして紹介状を書いてもらい、仙台厚生病院で胃カメラを飲むことになりました。

自身の症状

ちょっとこの症状、少しおかしいのです。胃はムカムカして気持ち悪いのに、お腹はしっかりとすくのです。食べた直後は問題ないのですが、空腹に近い状態になってくると、またムカムカし始めます。お腹もはっているような感じで何だか落ち着きません。一体何なのでしょう。

紹介状を持参して検査日を決める

ここからは仙台厚生病院の出来事です。

早速、主治医に書いてもらった紹介状を持参して病院へと向かいました。病院はとても大きく、最初何処へ紹介状を提出するのか分かりませんでした。総合案内で伺ったところ、係の方が一緒に受付の場所までついてきてくれることに。(何ともありがたい。)

実際に紹介状を提出する場所は「医事課2番」窓口でした。その後、窓口で診察申込書を受け取り、必要事項を記入。紹介状と保険証を提出し、名前を呼ばれるのを待ちます。因みに仙台厚生病院では患者さんを取り違えないよう、名前を呼ばれる際には生年月日と名前を繋げた形で呼ばれます。例えば12月1日の佐藤さんだとしたら、12の1佐藤さーんって感じです。

暫くして名前を呼ばれました。ここから症状によってどの場所に移動するかを指示されます。ファイルを渡され、自身は「消化器センター」に行くよう案内されました。

消化器センター窓口では(渡された)ファイルを提出し、再び名前を呼ばれるのを待ちます。その後、先生に呼ばれ診察室で問診が始まります。この際に胃カメラを飲む検査日が決定され、検査日当日に持参するようにと「上部消化管内視鏡検査に関する説明と同意書」「内視鏡検査・治療における鎮静剤の使用に関する説明と同意書」等の書類が渡されました。

検査日当日の出来事

検査日当日は直接予め指定された場所へ予約票を持参します。今回、自身は検査を受ける1階8番の内視鏡検査準備室に行きました。

内視鏡検査準備室前の待合室で

準備室前まで来たら(置いてある)ファイル入れに予約票を入れ、名前を呼ばれるのを待ちます。その後、名前を呼ばれ準備室内へと入りました。

内視鏡検査準備室での出来事

準備室ではこれから検査を受ける方々が椅子に座って待機していました。どうやら周りの様子を見ていると、軽い問診があり、その順番待ちのようです。自身も空いている席に座り待機しましたが、すぐに名前を呼ばれました。

問診

問診では、予め渡されていた「上部消化管内視鏡検査に関する説明と同意書」「内視鏡検査・治療における鎮静剤の使用に関する説明と同意書」を見ながら、今朝の朝食は食べていないか、アレルギーは無いか、血をサラサラにしている薬を飲んではいないか等を確認をされます。また、自身は鎮静剤を使用する事に同意していたので、再度鎮静剤を使用することも確認されました。(参考までですが、こちらの病院では鎮静剤のことを安定剤と呼んでいました。)

薬を飲む

問診の結果、特に問題が無ければ胃の泡を取る薬を飲まされます。気になる薬の味は殆ど味がなく美味しくありませんでした。

注射針をさされる

薬を飲んだら、続いて注射針を腕にさされます。これは予め、検査の際に直ぐ鎮静剤を打てるように針をセットしておくものです。看護師さんからは、針はやわらかいもので出来ているので多少の動きは大丈夫との説明がありました。しかし、今まで針を刺したまま暫く待機するなんて経験は一度もありません。正直少し戸惑いました。針は注射器とチューブで繋がれている状態で、そのまま腕にテープで固定されます。全体的にはちょっと長くて怖いです。極力針が変な方向に向かないよう、腕を曲げないようにしながら再び待合室で検査の時まで待機しました。

内視鏡検査室での出来事

腕に注射針をさしたまま約15分ほど待ったでしょうか。名前が呼ばれました。いよいよ検査の時です。

ブース前のスペースで

検査室に入ると、ちょっとしたスペースに椅子があり、それぞれに番号が割り振ってありました。どうやら検査室(カーテンで仕切ったブース)の番号と椅子の番号が一致するようです。すぐさま自身の検査室番号が言われたので、その番号の椅子に座りました。座ったところでまたまた鎮静剤を入れる事を再確認。確認後、検査室が空くまで(まだ前の方が使用しているので)待機しました。

のど周りの麻酔

部屋が空いたら簡易ベッドで仰向けになるようにと指示があり、その後、仰向けになったところで喉に麻酔をされます。口を開けた状態から喉まわりにスプレー。20秒間数えてから飲み込むようにとの事。数えているうちにどんどん喉周りが痺れてきます。

医師の挨拶

麻酔薬を飲み込んだところで、検査をしてくれる医師の挨拶がありました。「こちらでの検査は初めてですか?」等という話をしながら体を左向きにします。

鎮静剤を注射

さあ、いよいよ心配していた鎮静剤の投与です。実は自身、全身麻酔どころか鎮静剤すらも過去に打ったことはありません。そのため今回の出来事は少なからず緊張していました。看護師さんからの「入りまーす!」の声とともにいざ、緊張度MAXとなります。

意識を全神経に集中させていたのですが、2-3秒でドクン、いきなり力が薄れていくのが分かります。

何これ?すごい。秒単位で感覚が変わっていく。

4-5秒でドクンドクンさらに力が抜けました。しかしまだ意識はあります。

これが鎮静剤の力なのか?

意識があるうちにマウスピースを入れられます。目の前にはシートが用意され、検査中、何か込み上げてきたら飲み込まずにそのまま口から出してくださいとのこと。「分かりました」と返事をしたところで、「呼吸だけはしっかりしててね」と半分冗談が(笑)。何かあっても自身は(この病院を信頼しているので)安心していますよと心の中で思っているうちに、いつの間にか完全に寝ていました。検査が始まる前に。

気がついた時には既に検査が終わっていました。と、いうことは検査中の記憶が全くありません。いつ検査して、いつ終わって、いつマウスピースをはずされたのかも。ひょえー、こればビックリ。

検査後

検査後は先ほどの内視鏡検査準備室で30分程待機。鎮静剤が切れてくるまでの対処です。自身はおかげさまで気がついた時から、意識と体に問題はなく、あまりふらついたりもしませんでした。

注射針を抜く

30分経ったところで足踏みと一定距離の往復歩きの他、気持ち悪くなかったか、喉は大丈夫か等の確認をされます。その後、問題がないことを確認してから注射針を抜かれました。その後は医師からの結果報告があるとのこと。準備ができるまで待合室で待機します。

医師から検査結果の説明

名前を呼ばれ診察室へ。診察室へ入ると椅子に座るよう促され、医師から検査結果の説明がありました。一通り説明が終わった後はお会計用のファイルを渡されるまで待合室で待機となります。程なくして名前を呼ばれ、会計用のファイルが渡されました。ここで初めて知ったのですが、看護師さんから「来年の予約もしておきました。」との事。すごいですね。今回限りの検査ではなく、来年もあるんですね。

お会計

最後は会計場所へ。ファイルを受付に提出し、名前を呼ばれてお会計をしたら一切の検査が終了となります。

気になる検査結果は胃食堂逆流症

今回の胃カメラ検査の結果、病名は「胃食道逆流症」と診断されました。

実はこの病名、以前から知っていました。と、いうのも、かれこれ10数年前に別の病院で胃カメラを飲んだ際に診断された病名と同じだったからです。詳しい病気の症状はここでは記載しませんが、確かにこの病名なら自身が今まで感じてきた症状と一致します。(ちょっと違うのは、普通なら食後に胃がムカムカするはずなのに、自身は空腹時にムカムカしていたことぐらいです。)

当時は(当時の)主治医から渡された薬を飲んでいて、症状も軽減されてきたことから勝手に良くなったと判断していました。しかし、今回のことでそれは過ちだったということに気付かされました。勝手な判断は良くないですね。未だに病気は続いていたのです。

まとめ

今の時代の医療技術には驚かされました。なぜなら、以前自身が経験した胃カメラ検査は本当に酷いものだったからです。太い管を無理やり口から入れられ、口からは管が入っている為に吐き気がしても吐けない。呼吸も苦しく涙はボロボロ状態です。正直なところ、今回も少なからずそのような苦しい場面があるのではないかと心配をしていました。

しかし、結果としてはそれはありませんでした。検査中に苦痛なことは全くなかったのです。(鎮静剤で寝ていたので覚えていないだけですが。)

最後に、当記事の内容について、このような万人向けではない内容の記事を作成するかどうか迷いましたが、同じように病院で胃カメラ検査をされる方の不安を少しでも払拭できればと思い作成をしてみました。

今や胃カメラ検査は怖くありません。ぜひ、ご自身の為、ご家族の為に安心して検査を受けてきてくださいね。

正面入口から見た仙台厚生病院