鉄道とクレジットカードのある風景

タイトルとは裏腹に基本雑記ブログです。

2016今年もありがとうございました。

今年もあと僅かな時間になりました。今年は皆様にとってどのような年になりましたか?素晴らしい年になりましたか?はたまた、少し残念な年になってしまいましたか?2016年も様々な出来事がありました。政治においてはアメリカの次期大統領にトランプ氏が決定。大方の予想を覆し、世界に大きな衝撃を与えました。日本では安倍首相が年末にアメリカの真珠湾を歴史的訪問。現オバマ大統領と慰霊、所感表明で日米和解を協調しました。芸能界においては国民的アイドルのSMAPが解散。存続を願ったファンの願いも届かず、誰でも知っている彼らのヒットソングがメンバー全員揃った姿で聴けなくなってしまうのはとても寂しいものがあります。そのような中、いきなりですが当ブログのメインコンテンツでもある鉄道にスポットを当てて、あくまで自身の行動の範囲内で今年を振り返ってみたいと思います。

JRグループダイヤ改正

3月26日にJRグループのダイヤ改正がありました。ダイヤ改正は例年、乗客の利便性を考え、全国的な規模で日程調整のうえ行われます。自身の関心事といえば、やはり住んでいる宮城県周辺、エリアとしては東日本、北海道となりました。

北海道新幹線開業

3月26日、北海道新幹線(新青森-新函館北斗間)が開業しました。仙台駅では新函館北斗駅到着一番列車となる「はやぶさ95号」の出発式が行われました。その鉄道史にも残る歴史的瞬間に立ち会いたいと急いで駅へ。関係者の皆様(もちろん自身は関係者ではありませんが)とその場の空気を一緒に感じることができたのは、今となっては本当に貴重な経験となりました。一方で、嬉しいことがあれば悲しいこともあります。北海道新幹線開業に伴い、青函トンネルを通過する電車・列車が運行終了に追い込まれました。理由は青函トンネル内の電圧問題です。ダイヤ改正後はトンネル内が新幹線用となり、2万5千ボルトに昇圧されます。従来の在来線を走る電車・機関車は2万ボルト仕様ですので走行することができません。また、一部では車両の老朽化という問題もありました。このため、自身が好きだった寝台特急「北斗星」号、特急「白鳥」「スーパー白鳥」号、急行「はまなす」号も軒並み廃止となってしまいました。

仙台駅に於いて行われたはやぶさ95号出発式

寝台特急「カシオペア」号 定期運行終了

上野-札幌間を結ぶ寝台特急カシオペアが定期運行を終えました。最終列車は3月20日の上野行き。幸運にも札幌駅で見送ることができました。自身は残念ながら一度もカシオペアに乗車することが叶いませんでした。しかしながら、まだ乗車できる可能性は残されています。車両はE26系、1999年にデビューしたまだまだ新しい車両です。定期運行後は団体客専用のカシオペア紀行として再運行されました。定期運行前の機関車「DD51」「ED79」に牽引されるという姿はもう見られませんが、今後も団体列車やイベント列車等でカシオペアが元気に走ってくれることを願っています。

雪が舞い散る札幌駅でのカシオペア号ラストラン

特急「白鳥」「スーパー白鳥」 運行終了

近年、青森-函館間を結ぶ主力特急として活躍していた白鳥とスーパー白鳥。白鳥は国鉄時代から活躍してきた485系、スーパー白鳥は2002年に登場した789系です。特急から新幹線へ。新旧世代のバトンタッチとしてJR北海道からの粋な演出がありました。それはスーパー白鳥の特徴でもあったデッキの配色です。北海道新幹線でもスーパー白鳥同様、デッキの配色がJR北海道のコーポレートカラーでもある蓬色で統一されました。世代交代をしても受け継がれるものがあるというのは何とも嬉しく思いました。

青森と函館を結ぶ485系特急白鳥

青森と函館を結ぶ789系特急スーパー白鳥

急行「はまなす」 運行終了

青森-札幌間を結ぶ急行はまなす。ブルートレインとは名乗れませんでしたが、寝台特急「北斗星」号同様、青い客車を連結する、とても人気がある列車でした。はまなすは14系客車と24系寝台車の混合編成で、乗客が用途に合わせて使い分けのできる、利便性の良さが売りの列車でした。はまなすが廃止になったことで、夜間に移動できる手段を失い不便に思う乗客も多いのではないかと思います。

青森と函館を結ぶED79牽引の急行はまなす

国鉄色485系 ラストラン

国鉄色の485系、仙台車両センター所属のA1・A2編成が6月にラストランを行いました。この電車は2011年に国鉄色に戻され、主に臨時列車や団体列車で活用されてきました。自身は幸運にも6月18日、仙台-郡山間のラストランとなった、特急「ひばり」号に乗車することができました。乗車をしていた時間は約2時間と短いものでしたが、その時間はとてもかけがえのないものとなりました。長年親しまれてきた国鉄色の485系が、今後見ることができないと思うと寂しい思いで一杯です。しかし、オリジナルの国鉄色ではないものの、485系は全国各地でまだまだ活躍中です。今後もできるだけ長い時間、485系が活躍してくれることを願っています。

国鉄色485系のラストランとなる特急ひばり

まとめ

何に関してもですが、やはり引退・廃止といった言葉を聞くと悲しくなりますね。長年親しまれてきたものが無くなる訳ですから、当然といえば当然な話です。しかし、別れがあれば出会いもある。来年はJR東日本で四季島が、JR西日本ではトワイライトエキスプレス瑞風がデビューします。今後も次々と新型車両や新しい鉄道サービスが生まれてくるでしょう。それらに期待しながら・・・。来年も当ブログを何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年12月31日の管理人自宅付近からの夜景