夜中の車両探訪第3回目です。
今回ご紹介するのは11号車。
11号車は2段式開放B寝台車となり、寝台特急といえばこの車両を思い描く方が多いのではないでしょうか。
それでは、早速見ていきましょう。
北斗星11号車(オハネフ25 215)
10号車と11号車の連結面
おや?車掌室という文字が見えますね。
北斗星ヘッドマーク
下を向くと!?
北斗星のヘッドマークではないですか。こんなに近くで見ることができるだなんて感動です。
乗務員室ドア
オハネフ25は緩急車。連結面のドアには車掌室と書いてあるのにこちらは乗務員室と書いてあります。(どーでもいい話ですみません)
デッキのゴミ箱
もうお馴染みになりました。デッキのゴミ箱。
配電盤(母線)
こちらもお馴染みとなりました配電盤です。母線となっていることから、大元の系統なのかな?
配電盤(冷暖房)
配電盤(給電等)
冷暖房や給電等の配電盤。よくよく見ると「カプラ保温」なんてものもあるんですね。
デッキと個室間のドア(デッキ側より)
室内へ入ります。
製造銘板と号車プレート
車両は昭和55年に製造とあります。歴史を刻んでいますね。
車番プレート
歴史を刻んでいるというだけあって、この車番プレートなんて手書きですし。
2段開放式寝台
冒頭でも述べたとおり、"寝台列車といえばこのベッドだよ"という方も多いのではないでしょうか。
寝台列車の一番の魅力は、乗車した方々との触れ合いにあると思うんです。まさにここが出会いを生むきっかけとなる場所でした。
2段開放式寝台(上段)
2段開放式寝台(下段)
寝具は一式揃っています。実はいうと自身、密かにJR柄の寝巻きで寝ることに憧れていました。
2段開放式B寝台の読書灯
読書灯もいい味出しています。
号車案内と非常ボタン
古い装置に歴史を感じますね。
非常用ハンマー
ちょっと中を見てみたい気もします。
洗面台
洗面台故障の貼り紙
ありゃりゃ?
洗面台が故障しています。往年の北斗星は、このように様々な設備で故障が発生していたと聞きます。
お手洗い前のプレート
お手洗いドアのロック部分
お手洗い前にきました。今回は少し中も覗いてみましょう。
お食事をされている方は早急に避難してくださいね。
お手洗い(和式)
トイレはおそらく"相当に汚れているんだろうな"と覚悟してきたんですが、意外にも綺麗でした。
お手洗い内の手洗い場
蛇口も比較的新しい。
お手洗い内の小窓
正面の窓って、確かちょっと開けることができるんですよね。
お手洗い(洋式)
続いては隣にある洋式のお手洗いです。
何かビニールのようなものが便座に覆いかぶさっていますよ?
便座シートの案内
実はこれ、何時でも便座を綺麗な状態で使用できるようにするためのシートだったんです。
便座シート稼働ボタン
このボタンを押せば新しいシートが出てくるという仕組みです。
汚物処理装置の案内
よくよく読めばトイレの利用案内なんですが、「汚物処理装置を使用」なんて書いてあると、"ものすごい装置を使っているんだな"と思ってしまいます。
出入り口ドア上のルーム・ドクター
出入り口ドア上にはルーム・ドクターなる装置も取り付けられていました。
エアコンのようなこの装置、「DEODORIZING」「DISINFECTING」とあることから、脱臭と消毒を目的とした機械のようですね。
こちらの手洗い場も綺麗なものです。
お手洗い内番号1
ドアを開ける際、番号のシールが貼り付けられていることに気づきました。
お手洗い内番号2
外国の方でも分かるように配慮されているのでしょうか。
車番プレート
電源車側に設置されている車番プレート。
動画もどうぞ!
オハネフ25 215の様子は動画でもご覧いただけます。 youtu.be