鉄道とクレジットカードのある風景

タイトルとは裏腹に基本雑記ブログです。

レトロふくしま花見山号

福島近郊において、この春も臨時列車が多数ラインナップされています。その中で「レトロふくしま花見山」号が、4月9日・10日・16日・17日と計4日間、仙台-福島間を走り抜けます。

レトロふくしま花見山号とは

レトロふくしま花見山号は春の花見シーズンに運行される観光列車です。2016年は「福が満開、福のしま。」福島県観光キャンペーン2016にあわせて、満開の花見山に向けて運行されるということでした。

名前の由来は

参考までに、花見山というのは福島県にある「花見山公園」のことで、桜の名所としても知られています。ここで花見山公園について少しご説明します。

花見山公園


所在地は福島県福島市。花卉園芸農家「阿部家」私有地の名称。阿部家は大正15年に養蚕農家の副業として花を植え始め、昭和10年に養蚕を止め本格的に花の栽培を始めました。昭和11年に「阿部伊勢次郎」氏から家族に「前の雑木山を花の山にすれば美しい山になる。」という話があり、開墾し花木を植え続けていくうちにきれいな山になっていきました。その後、山を見せてほしいという人が年々多くなり、昭和34年に花を見る山「花見山公園」として開放され、平成22年には来園者数は33万人にまでなりました。


※Wikipedia・花見山公園公式ホームページより転載。

福島県、そして、隣県の人々からも愛されている花見山公園。公園を維持・管理している阿部家様の努力には頭が下がります。本当にありがとうございます。

風情がある列車

さて、話を戻しますが、レトロ福島花見山号は電気機関車に旧型客車5両を連結しての運行となります。自身は仕事の帰りでしたので、駅に立ち寄ってゆっくり見るということはできませんでしたが、南仙台-太子堂間で、その走行を見ることができました。

やはり、いいですね。機関車に客車が牽引される列車というのは風情があります。牽引される客車に乗車してみると分かるのですが、あの揺られながら引かれていく、機関車がブレーキをかけると押される、といった特別な感覚が何ともいえないのです。

機関車はED75でした。列車に向けて手を振ってみたのですが、乗客の皆さんも手を降り返してくれました。

皆様、ありがとうございます!

4月16日・17日の運行も予定されています。乗車される方は是非楽しんできていただきたいと思います。

南仙台から太子堂間を走行するレトロふくしま花見山号