前回の記事でも記載しましたが、自身が北斗星に乗車したのは2014年11月。北斗星定期運行終了まであと半年もないという頃でした。そのため乗車率はほぼ100%。誰でも利用できるパブタイムを狙っている乗客は自身以外にも相当にいるはずです。そのため、念には念を入れ早々と開店を待つ列に並ぶことにしました。
パブタイムとは
パブタイムは食堂車「グランシャリオ」においてディナータイム(~21:05)終了後、準備が整い次第(概ね21:15)から営業開始となる、誰でも気軽に食事やドリンクで利用できる時間帯の事です。
パブタイムを待つうえでのルール
パブタイムを待つ列は半室ロビーがある6号車側につくられます。グランシャリオは北斗星12両編成中の7号車で丁度編成の中間あたり。入口は5号車側と6号車側にあります。なぜ6号車側に列がつくられるのかというと、おそらく広いスペースがあるロビー側で並んだほうが効率がいいという事なのだと思います。
パブタイムを待つ時間も楽しい北斗星
自身は列に19:45位から並びました。待っている時間としては長い方だと思いますが、逆に待っているこの時間が楽しかった。何より初めての乗車ですから見るもの聞くもの全てが新鮮だったからです。
途中、お土産販売のためグランシャリオのスタッフさんがロビーまで出てきました。聞いていた話の中で興味深かったのは、「(どの地域も)新幹線が開業すれば(それまでその路線を担ってきた)特急はほぼ100%の確率で消滅する」ということ。「北斗星も定期運行が終了したら週に何本か運行して北海道新幹線開業とともにか廃止でしょうね」と。実際に、その話を聞いた時点では定期運行終了後の臨時運転はまだ発表されておりませんでしたが、結果としては概ね同じような事となりました。また、お土産を販売しながら「(会社としての)お土産の販売目標があって大変なんですよねー」とも。北斗星廃止に向けてお名残での乗客が多くなることから販売目標額も上乗せされているのだとか。いやいや、スタッフさんにはスタッフさんの悩みがあるんですね。(お仕事お疲れ様です。)
さて、そんな話をしているうちに時が経ち、ようやくパブタイム営業開始のアナウンスが流れてきました。自身の前にも並ばれている方がいたので、果たして席が確保できるのかどうかドキドキでしたが無事に席を確保。さあ、念願のグランシャリオでの食事タイムです。
グランシャリオ内で
グランシャリオ内は丁度いい音量でゆったりとした音楽が流れていました。周りを見渡すと乗客の皆さんのいい笑顔。大袈裟かもしれませんが楽園に来たみたいです。
スタッフさんからメニューを渡されました。すでに自身が注文したいものは決まっていましたが、珍しいのでメニューをくまなく拝見させてもらいました。
パブタイムメニュー
パブタイムのメニューです。車内で(揺れながら)撮影したのでブレているところはご了承ください。
グランシャリオ パブタイムメニュー 表紙
グランシャリオ パブタイムメニュー 見開き1-2ページ
グランシャリオ パブタイムメニュー 食事セット
グランシャリオ パブタイムメニュー 食事単品(お肉類・カレー・サラダ)
グランシャリオ パブタイムメニュー 見開き3-4ページ
グランシャリオ パブタイムメニュー 食事単品(パスタ・ピザ)
グランシャリオ パブタイムメニュー おつまみとデザート
グランシャリオ パブタイムメニュー 見開き5-6ページ
グランシャリオ パブタイムメニュー ワイン以外のアルコールとソフトドリンク
グランシャリオ パブタイムメニュー ワイン
グランシャリオ パブタイムメニュー 裏表紙
料理が出てくるまでのひととき
さて、一通りメニューを見たところで予め決めていたものをオーダーします。
その料理とは煮込みハンバーグセットです。
理由ですか?
価格と内容のバランスでしょうか。少し貧乏くさくなってしまいますが、贅沢したいという思いと節約しなくてはいけないという思いがぶつかってこうなりました。
それでは、無事にオーダーしたところで料理が出てくるまで車窓やグランシャリオの雰囲気を存分に楽しみたいと思います。
グランシャリオでの自席
グランシャリオのバンカーランプ
グランシャリオから見る郡山駅
動画もどうぞ!
北斗星グランシャリオでの窓に映るバンカーランプは動画でもご覧いただけます。