2015年8月に約27年間におよぶ運行を終了した寝台特急北斗星。惜しまれながらも北海道新幹線開業という時代の到来とともに引退となりました。その北斗星に乗車した時のスナップを不定期ながら投稿していきたいと思います。
北斗星への憧れ
その前になぜ、自身が北斗星への憧れがあったのかということについてご説明いたします。
自身は宮城県に居住しています。定期運行時代、北斗星の仙台到着は23時28分でした。仕事柄、当時は遅い時間の帰宅が多く、毎日のように「ああ、今日も疲れたな」とヘトヘトになりながら帰宅をしていた事を覚えています。その帰宅する途中に出会うのが走りゆく流れ星、北斗星でした。美しい青い車両、幻想的な光がこぼれる食堂車。車両編成そのものが本当に魅力的でした。当時、北海道には行った事もなく、この列車に乗れれば北の大地に行ける、非日常の体験ができるんだという思いが募り、北斗星への強い憧れになっていったのだと思います。
憧れの北斗星乗車へ
いつかは北斗星に乗りたい! いや、乗るぞ!!
そう強く思うようになり、今回、ようやく憧れの北斗星に乗車する機会に恵まれましたので、今後少しずつではありますが乗車の様子をご紹介して行きたいと思います。
北斗星始発上野駅
さあ、いよいよ北斗星始発上野駅にやって来ました。上野駅に来たのはいつ以来か少し記憶を辿ってみると、おそらく今から30年ほど前(歳がばれますね。)中学校の修学旅行で来た以来のような気がします。確か、東北新幹線を降りて(当時は上野が東北新幹線の始発駅でした。)長い上りエスカレーターに乗ったような。しかし、それ以外の記憶は殆どなく、改めて来ると見るもの聞くもの全てが新鮮。ワクワク感がたまりません。さあ、ここから旅は始まります。