前回までは家庭用ビデオゲーム機「SG-1000Ⅱ」についてご紹介しました。今後、少しずつ、自身の所持しているソフトもご紹介していきたいと思っています。
ソフト紹介にあたっては、本物を使用することにこだわりを持ちたいことから、実際のソフトとハードを使用してすすめていきます。特にハードは、電子機器に詳しい身内から託された、特別な「SG-1000Ⅱ」を使用します。今回は、その機材についてご紹介します。
特別なSG-1000Ⅱ
さて、この特別なSG-1000Ⅱはどのように特別なのかをご紹介します。改造されてあるのは映像出力の部分です。元々のSG-1000Ⅱは、本体からの1本の細いケーブルをスイッチボックスに繋ぎ、そこからテレビに映像と音声を出力していました。今回用意したのは、映像と音声を分けたAV端子仕様に改造したものになります。
高画質の理由はS端子出力
映像はS端子出力、音声はステレオ出力。と、いいたいところですが、ソフトが対応していないのでモノラル出力です。AV端子にはこのようにケーブルを接続します。映像出力にS端子が使えることが高画質の理由。この改造について詳しく身内に聞いてみたところ、映像とサウンドのチップが同じSG-1000シリーズでも前期と後期によって違いがあり、それにより改造できるものとできないものがあるとの事でした。
PCに映像を送る
さて、この映像出力端子を使用して、今度はPCに映像を送ります。PC側で映像を受け取る方法としては、株式会社バッファローさんの「PC-SDVD/U2G」というビデオキャプチャー機器を使用します。この機器を使用することで、SG-1000Ⅱから送られた映像と音声の情報をUSB経由でPCに取り組むことができます。
PC-SDVD/U2Gの製品全体図はこのようになっています。これらの端子にSG-1000Ⅱからのケーブルを接続してUSB経由でPCに接続します。奥のスティック状のものが本体で、USB端子にもなっています。
PCに画像を取り込んでいる状態です。高画質で画像が転送されていることが分かります。
今後、これらの機材を使用してソフト紹介をしていきたいと思います。