今回はSG-1000Ⅱのコントローラについて紹介します。付属しているのは「SJ-150」。SJは「Sega Joystick」の頭文字です。ファミリーコンピュータと差別化を図るべく、方向キーに小さいスティックをねじ込めるようになっていることが大きな特徴です。
縦型デザインのSJ-200
セガ初となる家庭用ビデオゲーム機「SG-1000」付属のコントローラは「SJ-200」という形式でした。このコントローラの特徴は縦型で、配線が本体に直結(半田付け)されていたことにあります。その為、コントローラが壊れた場合、ユーザー側は本体ごと修理に出さなくてはならず、逆に修理を受けるセガ側も本体まで送られてくるのでとても大変だったようです。
横型デザインに変更されたSJ-150
対して改良型のSJ-150は横型になります。配線もジョイント式になり、利便性が向上。故障した際のコントローラ交換や別モデルの追加も容易になりました。
セガといえばやっぱりコレ
このコントローラの特徴は、冒頭でも述べましたが方向キー(ファミリーコンピュータでいうところの十字キー)にスティックがねじ込めることにあります。セガは元々業務用アミューズメント製品の開発・販売を本業としている会社です。業務用アミューズメント業界はとにかく新規性のある商品で勝負する世界。このSJ-150もアーケードゲームのスティックを家庭用に持ち込めないかというアイデアから実現したそうで、いかにもセガらしい発想だと思います。
因みにスティックは外しても使用できますが、当時はスティックを付けてゲームをするものだと思いこんでいましたので、スティックを外してゲームをしていた記憶がありません。
ここだけの話、スティックを付けながらゲームをすると親指がとても痛くなるんですよね。(自身だけかな?)