前回までは5回に分けて首里城公園をご紹介しました。その締めくくりとして、次回は"あの場所からお伝えします"という表現をつかいましたが、、、。
これを見て、きっと読者の皆さんは"あの場所"ってドコ?となりましたよね。(えっ、ならない?)
時間が無くても首里城公園の近くで直ぐに行ける"あの場所"
観光ガイドでも紹介される沖縄らしい景色を堪能できる"あの場所"
そんな場所が実はあるんです。
今回からは"首里金城町石畳道"をご紹介してみたいと思います。
首里金城町石畳道とは
琉球石灰岩が敷かれた石畳道で首里城から国場川の真玉橋に至る長さ4㎞、総延長10㎞の官道であった真珠道(まだまみち)の一部のことをいいます。
建造は琉球王国尚真王の治世である1522年頃に始まったとされ、現在は第二次世界大戦の沖縄戦で真珠道の大半が破壊されたことにより、238mを残すのみとなっています。(Wikipediaより一部引用)
首里金城町石畳道に行こうと思ったきっかけ
帰りまでの限られた時間の中では、移動にそれ程時間を割くことなんてできませんでした。そのため、首里城公園の近くで沖縄らしい景色を堪能できる場所を探していたら、偶然にも石畳道が目にとまったという訳です。
こう見えても自身、ちょっと歴史がありそうな、風情あふれる街並みを見て歩くのって結構好きなんですよ!
島添坂(しましーぴら)
島添坂の入口です。この坂は首里城から続く真珠道の一部でもあり、首里金城町石畳道まで向かうための入口でもあります。言ってしまえば石畳道入口への入口とでもいうのでしょうか。
後ろを向いてみました。正面に見えるのが首里城公園です。
再び方向を向き直し直進します。
ほら、すでにこの時点で南国のうっそうとした良い雰囲気が出ているでしょ。
道の両脇には至る所に植物の案内版が設置されていました。
おおっと、ここにも危険な看板が。
記念碑を発見!
石畳は日本の道100選にも選ばれています。その証ともなる顕彰プレートが設置されていました。
どうやらこの顕彰プレートは、島添坂と続く金城町石畳道をあわせた都市計画道路真玉道線全線に対して贈られているようです。
島添坂の途中で見上げると立派な樹木が。
そうそう、こういう自然観を楽しみたかったんです。
金城町石畳通りの案内版が設置されていました。
案内板のアップです。真珠道が首里城から続いていることが分かります。
道の途中で素敵そうなお店を見つけました。
その名も「石畳茶屋 真珠」さん。
通りかかった時刻は17時31分。残念なことに既に閉店していました。
実はいうと自身、この時点で首里城公園から歩きっぱなしだったせいか体力的にもヘトヘトだったんです。本当ならこの辺りで"一服したいなぁ"なんて考えていた訳なんですが。
うーん、改めて残念!
後ほど興味がありこのお店を調べてみると、見晴らしの良いテラス席でスイーツや沖縄料理が楽しめるとのこと。どうやら思ったとおりの素敵なところだったようです。
さて、気を取り直して石畳茶屋 真珠さんの前を通過します。
道の途中で見た那覇市街地。
相変わらず天気だけが悔やまれます。どよーん!とした曇り空。
植物の案内板は住宅の前にも設置されています。
こうして道を歩いていると、街全体が一つのギャラリーとして成り立っていることが分かります。
これぞ南国の象徴。ヤシの木!
あれ?道を間違えたかなと思えるほど一気に住宅街へ。
住宅街を進むと大通りに出ました。
写真は交差点で左方向を撮影したもの。この大通りはかつて「金城長大通り」と呼ばれていたそうです。
一方、こちらは右方向。
さあ、正面を向くとこの先から金城町石畳道となります。
次回に続きます
首里城公園から続く真珠道の島添坂。少しの区間ではあったものの、南国の植物たちを感じることができる素敵な坂道でした。
次回は石畳道に突入です。体力的にはヘトヘトですが、気持ちで前に進んでいきます!