前回は2,000円札の絵柄にもなった守礼門までをご紹介しました。今回も首里城公園の公式ホームページに記載されている見学コースの順路に従って、守礼門から歓会門方面へと進んでみたいと思います。
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
琉球石灰岩で造られた重厚感のある門。その名も園比屋武御嶽石門。「そのひゃんうたきいしもん」と読みますが、漢字だと難し過ぎてとても最初から読める人などいないのではないでしょうか。(自身だけ?)
この園比屋武御嶽石門。門という名がついてはいるものの、実際には人が通れる門ではありません。なんでも国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所ということで、いわば神への「礼拝の門」ともいうべき門と公式ホームページでは記載されています。
門の側には説明もありました。
そして何より、この門は国指定重要文化財に指定されており、更に2000年には世界遺産にも登録されたというとても貴重な門でもありました。
さすがに世界遺産となったら忘れてはなりません。時間のある方は是非スタンプラリーのスタンプは押しておきましょう。
歓会門への順路で
園比屋武御嶽石門を後にして、次は歓会門に進みます。
途中、沖縄(南国)らしい木が目に留まりました。その名も「トックリヤシモドキ」。
まあ、面白い名前だから目に留まっただけなんですけどね。自身、ヤシの木を見ると何故だかテンションが上がります。
歓会門(かんかいもん)
歓会門に来ました。「歓会」とは歓迎するという意味とのこと。当時、この国を訪れた他国の使者たちを心から歓迎するという思いが込められているといいます。
歓会門の両側にはシーサーが設置されていました。
シーサーといえば魔除けですよね。門から悪しきものが入ってこないよう見張っているようです。
左右でシーサーの表情が違う事に気づきました。
歓会門付近には門の説明と、
お馴染みとなったスタンプ台が設置されています。
瑞泉門への順路で
首里城公園の案内図がまたありました。園内にはかなりの数の案内図が設置されているようです。
首里城跡と題する説明も。
はいさーい!
門をくぐると元気よくお父さんが挨拶をしてくださいました。
”写真いいですか?”と伺うと、どうぞどうぞとポーズまで決めてもらえることに。
お父さん、ありがとうございます。時間が無い中で唯一気持ちにゆとりが生まれた時間となりました。このような触れ合いってとても嬉しく思います。
歓会門を通り抜けたら次は瑞泉門へ進みます。
瑞泉門まであと少し。
龍樋(りゅうひ)
瑞泉門への階段を上る途中に「龍樋」とよばれる龍の口から水が出ている場所を通りました。公式ホームページによれば、この水は王宮の飲料水として使われていたそうです。
この龍の彫刻に至っては、何と500年も前のものだとか。ちょっとしたロマンを感じます。
龍樋がある場所から見た瑞泉門。
冊封七碑(さっぽうしちひ)
龍樋の付近にはこのような碑が七つ設置されています。これらは、中国皇帝からの歴代の使者「冊封使(さっぽうし)」が龍樋の水の清らかさを讃え、漢詩を詠んだり題字を残した時につくられたようです。(残念ながら現在のものは複製となっています。)
瑞泉門(ずいせんもん)
瑞泉門を正面から。公式ホームページによれば、瑞泉とは「立派な、めでたい泉」という意味。先にご紹介した龍樋にちなんで名付けられました。
こちらにもいましたよ!門番のシーサーが。
瑞泉門と同じくそれぞれ両側で表情が違います。
付近には龍樋・冊封七碑・瑞泉門の説明が。
もちろんスタンプ台もあります。
次回へ続きます
瑞泉門を通り抜けたら次は漏刻門。次回も引き続き順路に従って首里城公園をご紹介していきます。