仙台市宮城野区にある「中華そば 一休」さん。実はこちらのお店、以前からかなり気になっていました。友人が訪問するたびにツイートから発信される美味しそうな中華そば。この画像が本当に美味しそうで、いつかは自身も食べたいとずっと思っていたお店でした。ですが、今の今までズルズルと訪れる機会を逃し続け早一年(長すぎですね ^^;)。しかし、ようやくお店を訪れる機会ができましたので、その様子をご紹介してみたいと思います。
お店について
こちらのお店は東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地であるKoboパーク宮城から徒歩で約10分程の場所にあります。また、目の前には東北でも有数の規模を誇るコンサートホールとホテルの複合施設である仙台サンプラザがありますので、地理に不慣れな方はお店の目印とされたら良いのではないでしょうか。
このお店は2013年にオープンして以来、ファンを確実に増やし続けています。時にはスープが無くなり営業時間前に閉店することも。では何故、それ程までに人気を集めているのでしょうか。それはレギュラーメニューに加え特徴的な中華そばを提供し続けているから。(もちろん、どの中華そばも美味しいということもありますが)その中でも代表的なものが「レモン中華」と「せり中華」そばです。
店内の雰囲気とせり中華そば
今回、お店を訪れた一番の目的はせり中華そばをいただくことでした。せりは一般的に冬場が旬(12月〜4月頃)とされています。そのため、せり中華そばも冬季限定。今回を逃したら次にいつ訪れることができるか分かりません。それではいざ、せり中華一択で券を購入しようと思ったら、、、
ここで選択を余儀なくされました。せり中華そばはスープが醤油か塩を選べたのです。う〜ん、どちらにしようかと少し迷いましたが、今回はあっさり目の塩を選びました。
券売機は入口から入って左側にあります。こちらのお店では券売機で券を購入してから中華そばをオーダーする方式です。(写真は奥側の自席から入口方向をみた様子です。)
券売機で購入した券をお店の方に渡してから中華そばが出来上がるまでの間、店内の雰囲気を観察していました。時間は13時半前、一般的な昼時間が過ぎた時間帯です。にもかかわらず、お店の方は新規のお客様の入店と食事を終えたお客様の退店とで忙しそうにしていました。
と、ここで一つ気がついたことがありました。店内は慌ただしいのに何故か居心地がいいのです。よくよく考えてみると、それはお店の方の応対にあるのではないかと思いました。
耳に入ってくる、お店の方からお客様に対しての話し言葉がすごく丁寧なのです。もちろん、盗み聞をしていた訳ではありませんが、聞こえてくる会話がまったく嫌気を感じさせないのです。いや、嫌気がないどころか逆に微笑ましいくらいでした。
そんなことを思っているうちにせり中華そばの出来上がりです。この時もお店の方から「お待たせいたしました!」「気をつけて!」と優しい言葉と笑顔がありました。やはりお店の方が素晴らしいと食べに来ている自身まで嬉しくなります。こぼさないよう、カウンターから慎重に丼を受け取りました。
手元に届いたせり中華そばのアップです。今年のせりは秋田県湯沢市の「三関せり」をメインに、自身が現在住んでいる名取市の「高橋さん家のせり」を併用しているとのことです。見るからにせりが新鮮そのもの。ビジュアル的にも文句なしです。
こちらはスープ。塩加減が絶妙で、口に含むとホッとするやさしい味でした。これはせりと良く合います。
麺は細麺です。とても食べやすくスルスルッと口に入ってきます。
食べ始めたらもう止まりません。せりはシャキシャキ、チャーシューはやわらか、麺はスルスルッ、スープは絶品で一気に完食してしまいました。
まとめ
今回いただいた、せり中華そば。本当においしかったです。今回の主役であるせりは、今や仙台(宮城県)を代表する特産品として認知されるようになりました。特にせりを使った料理として有名なのは根っこまで食べられるせり鍋です。そのせりを、今度は中華そばとして食べられることは地元に住む者として大変喜ばしいことですし、地産地消という考えからも素晴らしいことだと思います。改めて、和やかな店内とおいしい中華そばを提供してくれる一休さんに感謝。ごちそうさまでした。
中華そば 一休
■住所:宮城県仙台市宮城野区宮城野1-1-37
■営業時間:11時~15時 17時30分~21時
※土日祝日 11時〜通し営業
※全日スープが無くなり次第終了
■定休日:月曜日(祝日の場合火曜日)
■駐車場:無し
※お店のデータのみ2019年2月9日現在の情報です。