寝台特急北斗星と同様のルートで上野から札幌まで運行している寝台特急カシオペア。
カシオペアも北海道新幹線開業に伴い、北海道までの運行はまもなく終了とアナウンスがありました。そこで、機会があったら乗車したいと思うようになり、近くの駅に向かい10時打ちをしてきました。
注目の結果は?
結果は・・・、残念ながら敗北でした。
実は以前にも何度か10時打ちをしてみたことがあるのですが、その際にも敗北しています。駅も全て同じところではなく、何駅かに分けて挑戦もしてみました。しかし全く取れず。噂には聞いていましたが、これ程難易度が高く、取れそうな気配すらないとは思ってもみませんでした。これは相当な比率で個室が団体に押さえられているのでしょうか。カシオペアの運行終了は来年の3月です。これは完全敗北が目前に迫ってきました。
10時打ちとは
ところで、先ほど駅で「10時打ち」という言葉を使いましたが、この言葉分かりますか?
鉄道ファンの皆様はもちろんご存じのことと思いますが、一般の皆様は分からないかも知れないですね。ご説明いたします。
10時打ちとは、切符が発券できる(発売される)その瞬間を狙って購入するというものです。
切符は、乗車日1ヶ月前の午前10時から発券が可能となります。人気のある列車はその分切符の購入希望者も多い訳で、少しでも時間が経過してしまうとすぐ完売ということになってしまいます。そのため、予め駅員さんに希望する切符の購入意思を伝えておき、10時になった瞬間マルス(切符の発券機)をたたいてもらうという行動が一連の10時打ちというものなります。
10時打ちのドラマ
10時打ちにはドラマがある。今回のカシオペアの件もそうですが、人気のある列車は10時にマルスをたたいてもらってもすぐ完売となり、チケットを中々取ることができません。目の前で駅員さんに「あ~、ダメでしたね~、ごめんなさい。」と言われた時のショックといったら。目の前が真っ暗になり、一瞬何も考えることができません。
逆に「取れました!」と言われた時の喜びといったら、これはもう特別なものがあります。心の中でガッツポーズ。踊ってさえしまいたくなる嬉しさです。
このように一瞬で決まってしまう運命のいたずら。正にドラマです。本当はチケットが取れればそれにこしたことはありません。しかし、後になって思えば、その一瞬は貴重な体験だったと思えるようになりました。
話が逸れてしまいましたが、次回また、機会を見つけて10時打ちにチャレンジしてみたいと思います。